星槎国際高校湘南=大磯町国府本郷=の女子サッカー部が、宮城県などで28日に開幕する全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場する。2年連続2度目の大舞台で「星槎のサッカーを見せたい」と気合いは十分だ。
同部は5月に行われた神奈川県予選で3連覇。1都7県の代表校が集まる関東高校女子サッカー大会に駒を進めた。6月3日から5日にかけて試合があり、1回戦の宇都宮文星女子、準決勝で山梨県代表の日本航空高校に完封勝利した。
決勝戦は前年の関東大会と同じ組み合わせ。前回の雪辱を期して臨む前橋育英から2ゴールを奪い、昨年に続く第1位でインターハイ出場を決めた。同大会における連覇達成は星槎国際湘南が初めて。創部4年目にしての快進撃で、早くも輝かしいチーム実績を築いている。
「チーム全員で勝ち取った優勝。応援席からピッチに届く声も大きな助けになった」。キャプテンでU―19日本代表の宮澤ひなたさん(3年)は関東大会での試合を振り返る。
今月、日本代表合宿に参加。大学やクラブチームのトップ選手に交じり、技術やプレースタイルだけでなく、選手同士のコミュニケーションや自己管理の重要性なども学んだという。「貴重な経験をさせてもらい、成長できた部分がある」と宮澤さん。部員43人のキャプテンとして、一選手としての責任感も増した。
「充実した環境と地域のサポートがある中で、毎日笑顔でサッカーができることはとても幸せ。先輩たちが積み上げてきたものを引き継ぎ、感謝の気持ちを忘れずにプレーしたい」。昨年のインターハイではベスト8。「これより上の成績を残したい。日本一を目指します」と意気込む。
センターバックを務める渋谷巴菜さん(2年)は、相手の逆を突く動きや攻守の速い切り替えなどチームの持ち味を生かして「見る人が感動して笑顔になれるプレーを全国の人に見てもらえたら嬉しい」と話す。
チームを率いる柄澤俊介監督は「一昨年、昨年と試合経験を積んできた選手が多く、チームの底上げを図ってきた。攻め込まれてもどんな場面になっても堂々とプレーしてほしい」と期待を寄せる。
サッカー女子の試合は31日から8月4日までの日程で行われる。16チームが出場し、星槎国際湘南は1回戦で福島県の桜の聖母学院高校と対戦する。
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