大磯・二宮・中井版 掲載号:2021年10月8日号 エリアトップへ

大磯で5年ぶりに油彩画の個展を開く 藤井 兼弘さん 大磯町国府本郷在住 84歳

掲載号:2021年10月8日号

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絵筆で画面に空気を宿す

 ○…油彩画家。大磯で5年ぶりとなる個展を、カフェmagnetで10月31日まで開いている。展示作品は長崎県の九十九島で野宿をしながら描いたつつじや娘夫婦が住む英国の風景、婦人像など。15年前に大磯へ移住してすぐに描いた桜の絵もある。リアルさより、対象から受けた自身の認識を突き詰めて描く作風は「画面の中に空気が感じられる」と評される。

 ○…富山県出身。美術との出会いは、自宅から3駅ほど離れた大学の付属中学校に通っていた頃。夕方まで帰りの汽車がなく時間を持て余していた時に、油絵を描いている学生を見かけて「きれいだな」と感動した。父親に頼んで画材を買ってもらい、放課後に大学生に交じって絵を描く幸運にも恵まれた。高校で美術部に入部し、そこで出会った顧問や先輩の画力の高さに衝撃を受けた。「そこからは勉強そっちのけで絵ばかり描いていた」と笑って振り返る。上京して武蔵野美大で学び、卒業後は塗装のアルバイトをしながら絵を描き続けた。

 ○…転機が訪れたのは30代。新人発掘の慧眼で知られる画廊の目に留まり銀座で個展を開いて以降、各地のギャラリーや百貨店で作品を発表できるようになった。故郷で個展を開いた際には、高校時代の恩師らも来てくれたという。「たくさんの偶然と良い人たちとの出会いで、ここまで来れた。これからも生涯、絵を描き続けていきたい」と意欲は尽きない。

 ○…現在は運転を辞めたが大の車好き。かつてはモチーフを求めて各地を愛車で走り回った。若い頃には感性を磨くためオーディオにもこだわっていたという。健康の秘訣を尋ねると「我慢せずに好きなことをすることかな」と胸ポケットのタバコを軽く叩いてほほ笑んだ。

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