大磯町在住の画家・藤井兼弘さん(84)=人物風土記で紹介=の作品展が、大磯町のカフェmagnet(大磯1130)で10月31日(日)まで開かれている。
美大を卒業後、都内や大阪を中心に日本各地のギャラリーや百貨店で自身の作品を発表してきた藤井さん。15年前に大磯へ移住して以降も、精力的に創作活動を続けている。大磯での個展は5年ぶり。「地元でも作品を鑑賞してもらう機会を設けては」と友人らの勧めで実現した。今回も高齢の藤井さんに代わり、友人たちが作品の搬入や展示の準備を買って出てくれた。「多くの人との出会いに恵まれて、今日まで絵を描き続けてこれた」と感謝を滲ませる。
厳選11点を展示
今回の個展では、藤井さんがこれまでに描いてきた作品の中から厳選した油彩画11点を展示。長崎県の九十九島で描いたつつじや大磯の桜、英国の自然などの風景画、婦人像など、対象から感じた自身の認識を突き詰め、画面の中に空気が感じられるような空間を描いた作品の数々が並ぶ。藤井さんは「こんな作品だけれど、多くの方に見て頂けたらうれしい。こうした機会を通じて、美術に関心をもつ人が増えてもらえれば」と話している。
展示は午前10時から午後6時(入場は午後5時)まで。(月)・(火)定休。問い合わせはmagnet【電話】050・1168・9779へ。
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