2年ぶり91回目の箱根駅伝出場となる中央大学のエントリーメンバーに、大磯高校出身の2年生岩佐快斗選手(20)が選ばれた。前回大会は屈辱の予選会敗退を味わい、今大会が初の箱根駅伝挑戦となる岩佐選手は、明日に迫った号砲の瞬間を待ち望む。
小さいころから箱根駅伝のテレビ中継にかじりつき、力走する選手に憧れを抱いていた。出身地平塚市の春日野中学校ではサッカー部で汗を流し、鍛えた持久力を生かして地域の駅伝大会などにも出場。大磯高校進学後は念願の陸上部に入部し、長距離ランナーとしての一歩を踏み出した。
高校時代は、大学でも通用する走力を身に付けるために「5000m14分台」という目標を課してきた。3年の秋ごろには目標記録に到達。「文武両道で箱根駅伝を目指したい」という意志を胸に、14回の総合優勝を誇る名門・中央大に進学した。
レギュラーをつかめずにいた昨年1月に茨城県の「勝田全国マラソン」で3位入賞し、ボストンマラソンの招待選手として初の海外遠征を経験、2時間20分で完走した。日本長距離界のエース大迫傑選手や海外のトップランナーと走った経験は、箱根駅伝出場を手操り寄せる力になると信じた。
昨年10月の予選会で3位に入ったチームの一員として、本選の出場権獲得に貢献した岩佐選手。「箱根駅伝では地元平塚、そして母校の前を通る4区を走りたい」と期待に胸を膨らませている。
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