とんぼ玉と天然石を組み合わせたガラスジュエリーを制作する工芸作家・塚本昭子さん=人物風土記で紹介=の作品展が、3月12日から16日まで大磯駅前の湘南ギャラリーえんで開かれた。会場には繊細で美しい輝きを放つとんぼ玉を基調にしたペンダントやピアス、帯留めなど約70点の作品が並び、来場者の目を楽しませた。
イメージを刷新
空や海、四季の花々などの自然の美しさをガラスに閉じ込めたような作品が特徴の塚本さん。かつてカジュアルなデザインのものばかりだったとんぼ玉を「もっとドレスやワンピースなどに合わせられるおしゃれなものがあれば」と試行錯誤して、自分も身に着けたいと思える現在の作風にたどり着いた。他に類を見ない作品は高い評価を得て、同ギャラリーも「年配の方が着けるガラス細工という、かつてのイメージが一新される作風。ぜひ皆様に紹介したいと声をかけた」と裏話を明かす。
とんぼ玉の起源は紀元前からあるガラス工芸。現在も出土品が博物館に展示されるなど悠久の時を経て輝く。塚本さんは「自分の作品も身に着けた人をより魅力的に輝かせて、永く愛されてほしい」と思いを語った。
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