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地場産果実がプリンに 進和としまむらがコラボ

社会

公開:2020年3月20日

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たっぷり150gのブルーベリープリン
たっぷり150gのブルーベリープリン

 平塚を中心に大磯などでスーパーを展開する「株式会社しまむら」(島村雅之社長)と、知的障害者らの就労支援を手掛ける社会福祉法人「進和学園」(出縄守英理事長)らがコラボレーションしたデザート『湘南ブルーベリープリン』が人気を博している。

個性生かした自信作

 この商品は、同園が所有する農園で収穫されたブルーベリーを使用。昨年は682kgを近隣の福祉施設利用者延べ600人が収穫にあたり、ジャムに加工していたが追いつかず、「毎年大量に冷凍保存する中で、有効活用できないかとしまむらさんに相談したのが商品化のきっかけ」と同施設の出縄輝美さん。

 (株)しまむら商品部の小林智幸さんは「進和学園とコラボするなら素材の味、地場産の味を生かしたものにしたかった。生の実を食べてみて、ブルーベリーならではの皮の苦みを生かし、甘さ控えめに仕上げました」と話す。デザート製造を担った(株)小塚屋(愛知県)の大橋孝明さんは「果汁の品質もよく、繊維感がしっかりしているのが魅力。小ロットだからこそ、個性的なものを作れた」と自信作に笑顔を見せた。

 出縄さんは「商品開発からしまむらとコラボすることで、販路拡大だけでなく、プロの視点から施設の製品を評価してもらい、利用者のやる気アップにもつながった。しまむらさんとのコラボは社会との大切な接点。ぜひ手に取ってほしい」と話していた。

 ブルーベリープリンのほか、「湘南みかんトマトゼリー」、「湘南みかんゼリー」も販売中。4月にはブルーベリーを使ったゼリーも並ぶ予定。数量限定で248円(税別)。

昨年の収穫のようす
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