地元に感謝と奉仕の心

　○…社会奉仕や地域貢献活動に取り組む大磯ロータリークラブ（大磯ＲＣ）の２０２２-24年度会長として、今年度はウガンダのインフラ支援や、町のイベント会場でポリオ撲滅のための募金活動などに取り組んだ。「コロナ禍で地元での活動が困難な状況が続いていたが、これからは子育てや学校教育への支援など、子どもたちの将来のためにできることをしていきたい」と意気込む。

　○…生まれも育ちも大磯町。設計士の父の背中を見て育ち、自然と建設業に興味を持った。公共事業などを扱う総合建設会社へ20年勤めた後に、地元で独立。一般住宅に加えて、町内に３カ所ある国登録有形文化財（建造物）の改修や修繕も請け負った。「地域貢献にもつながるので、地元の仕事が一番うれしい」と顔をほころばせる。

　○…奉仕活動に関心があり、２０１８年に大磯ＲＣへ入会。国府小学校へのサッカーゴール寄贈や、長野県小諸市と大磯町のスポーツ交流会の支援などに携わった。４年前にはトイレ建設費を支援したウガンダにクラブを代表して視察に訪れ、見聞きしてきた内容を例会で報告したことも。また国府中学校のＰＴＡ会長を務めていた時に、地域住民や学校ＯＢなどに呼びかけてテニスコートの排水整備を実施。「ボランティアが１００人以上集まってくれて感動した」とクラブ外でも地域貢献に取り組んでいる。

　○…５人家族の父。サッカー経験はなかったが息子が所属するチームでコーチを務めるため、審判員の資格を取得。趣味のバドミントンでは町民大会で優勝経験も。冬は家族でスキーを楽しむ。「会社でツアーを企画して、お客さんに声をかけて出かけたことも。皆さんに喜んでもらえることがうれしい」と、利他の喜びを感じている。