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公開日:2026.07.18

「木工の神」の偉功しのぶ 早川の紀伊神社で「惟喬祭」

  • 祭事に出席した関係者ら

    祭事に出席した関係者ら

 木地師の祖といわれる惟喬(これたか)親王(844―897)を祭る小田原市早川の紀伊神社で7月11日、市内や箱根町の木工関係者らが「惟喬祭」を執り行った。

 ろくろをひいて木製の椀や盆などを作る「木地(きじ)挽(ひき)」は、現在の滋賀県東近江市で隠棲した惟喬親王が技法を編み出したとされる。早川には、流罪となった惟喬親王が国府津海岸に漂着してこの地で没したという伝承が残るほか、「木地挽」という字名も古来のゆかりを今に伝えている。

 紀伊神社は「木の宮さん」とも呼ばれ木工関係者の信仰を集め、惟喬祭は惟喬親王の偉功をしのぶため(一社)箱根物産連合会が開催。今年で70回目を数える。同連合会の露木清勝会長は「地域の方にも、この地に木工の神様を祭る神社があることや、木工というなりわいが息づいていることを知ってもらいたい」という。

 今年11月には、県内では初となる国内最大級の伝統的工芸品イベント「KOUGEI EXPO」が開催され、市内でもプレイベントや記念式典が行われる。同月に東近江市で初開催される「木地師サミット」では小田原市から加藤憲一市長が出席予定で、露木会長は「我々の木工業に光が当たる機会になればうれしい」と期待を寄せている。

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