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公開日:2026.10.17
湯河原町 山田太一さんの「仕事部屋」を再現 図書館に常設展示
湯河原町ゆかりの脚本家・作家の故・山田太一さんの書斎などを再現した「山田太一の仕事部屋」が、10月4日から湯河原町立図書館(土肥)で公開されている。実際に使用していた家具などを配置し、山田さんが創作に励んだ当時の雰囲気に思いをはせながら名作を振り返ることができる。
「男たちの旅路」や「ふぞろいの林檎たち」など名作ドラマを手掛けた山田太一さんは、少年期から高校時代までの約9年間を湯河原で過ごした。当時の体験はその後の創作活動の原点となったとされる。
仕事部屋の再現は、昨年1月に遺族から執筆机や椅子、こたつ、書棚、直筆原稿などの寄贈の申し出があったことがきっかけ。町は、展示を見学した人がそのまま著書を借りられることから、図書館で常設展示することにした。
当時の書斎忠実に
会場には、当時の間取りや椅子の配置を忠実に再現した書斎が設けられている。また、生涯をたどるパネル展示「山田太一クロニクル」の人生年表では全作品を紹介し、その中から選び抜いたドラマのせりふやエッセイの言葉などが年代ごとに添えられている。生前に交わされた手紙や初版本なども並ぶ。
遺族らも出席した3日の記念セレモニーでは、次女で(一社)山田太一のバトンをつなぐ会代表の長谷川佐江子さんから内藤喜文町長に目録が手渡され、町から感謝状が贈られた。
内藤町長は「貴重な資料を観光資源としてだけでなく、大切な文化財産として後世に継承していきたい」とあいさつ。長谷川さんは「父は本に囲まれた書斎を愛していた。ゆかりの地での再現を、空の上から喜んでいると思う」と語った。
公開後は県内外から多くのファンが訪れており、来場者は「仕事部屋の再現や先生の生涯の紹介など、内容が充実していた」「ファンだけでなく若い人が作品の魅力を知る場になれば」などと話した。入場無料。
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