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鶴見区 社会

公開日:2026.10.15

高齢者の事故多発 「周りを見る」基本の徹底を 鶴見署 加納交通課長に聞く

  • 事故への注意を呼び掛ける加納交通課長

    事故への注意を呼び掛ける加納交通課長

  • 夜間の歩行には反射材の着用を

    夜間の歩行には反射材の着用を

 交通事故は毎年、年末にかけて増加傾向にある。昨年と比べて、神奈川県内、鶴見区内ともに高齢者の事故も増加している。事故に遭わない、起こさないための注意点や交通安全に対する思いなどを、鶴見警察署交通課の加納瑞人交通課長に聞いた。

 神奈川県警の統計によると、今年1月から8月31日現在の鶴見区内の人身交通事故件数は364件で、そのうち高齢者が関係する事故は114件。全体の約3割を占める数で、事故に巻き込まれやすい子どもと比較しても約5倍の件数だ。

 加納課長は「最も大切にしていただきたいことは、一番基本となる『周りを見ること』です。事故を起こさない、遭わないためにも基本に立ち返っていただきたい」と注意喚起する。

「乱横断」に要注意

 区内で発生している人対車両の事故は、道路横断中の事故が多い。特に横断歩道ではない道を渡る「乱横断」に警鐘を鳴らす。加納課長は「車が止まってくれる、譲ってくれる『かもしれない』という考え方は取り返しのつかない事故につながります。自分自身で身を守ることが第一です」と呼び掛ける。

 冬至にかけて日照時間が減少するため、暗くなってからの外出についても注意を呼び掛ける。「車がライトをつけていても、数メートル先の様子が確認できていないこともある。塾に通う子どもがいるご家庭などは子の安全対策の相談を」と話す。徒歩で外出する場合夜間は、白や蛍光色の服を着たり、反射材を身に着けたりすることで車からの視認性を上げる必要性を呼び掛ける。

 高齢者が加害者になることを未然に防止するために重要なことは「身体能力の衰えを認知すること」。加納課長は「昔は運転できていても、反応速度や視力などは落ちてきてしまう。免許返納の選択肢があることなど、ご家族内で相談する機会を設けていただきたい」と語る。

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