1月22日午前から23日未明にかけて本州の南岸を通過した低気圧の影響で、足柄平野でも22日11時ごろから午後9時ごろまで今年一番の雪が降った。
本紙の調べでは南足柄市の地蔵堂、山北町の玄倉、箒沢、高松などで20〜30センチの積雪が確認され、平野部の開成町でも10センチ前後、松田町寄地区で15センチ、市街地で5センチの積雪があった。
多くの地域で午後9時頃までに雪のピークは過ぎ、雨に変わった地域や除雪を早めに始めた地域もあり、翌朝も広域で大規模な路面凍結には至らなかった。
山間部がある南足柄市と山北町、松田町では22日夜から23日昼にかけて市道や町道の除雪を完了した。
南足柄と山北ではそれぞれ12社に除雪作業を依頼。山北町の除雪費用は数百万円にのぼる見通しで、一昨年11月の降雪時と同様の規模の除雪作業となった。
23日朝は、東名高速道路の通行止めの影響で国道246号線が昼ごろまで渋滞した。午前8時半すぎの松田町付近では車の列がほぼ停滞。運転席で眼をこするドライバーも多く見られた。
国道の上り車線に繋がる松田町役場前でも大渋滞となり、通勤や通学の足に影響を与えた。
山北駅前の商店街では、朝8時ごろから商店主らが雪かきを行った。山北町商工会の職員は「雪かきのためいつもより早く出勤したが、すでに雪かきが始まっていた」と話し、ワイシャツ姿で汗を流していた。
松田署によると、管内1市5町でこの雪により死者や重症者が出る交通事故はなかった。
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