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足柄版 公開:2022年6月11日 エリアトップへ

大井町高尾地区 産学連携で田植えに汗 6年目の酒米づくり

文化

公開:2022年6月11日

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一列になって苗を植える学生たち
一列になって苗を植える学生たち

 大井町高尾地区の棚田で6月4日、高尾棚田保存会(藤澤憲吾代表)が酒米「吟のさと」の田植えを行った。神奈川トヨタ自動車株式会社が協力し、「食と農」をテーマに研究する神奈川大学経営学部の学生ら19人も参加。地域ぐるみで産学の交流を深めた。

 酒米づくりは、「地元100%の日本酒」をつくろうと、農家9人で構成する同会と町内の井上酒造株式会社が連携して2017年に始まった。収穫した酒米を原料として翌年に「米・水・醸造100%大井町産」と銘打った純米酒「夢高尾」が誕生している。

 神奈川トヨタは、地域活性を目的とした県内13蔵の酒蔵応援プロジェクトを展開する中で、20年から同会の酒米づくりに参加。田植えや定期的な除草を行い、収穫まで手伝っている。社内で希望者を募り、この日は20人前後が参加した。

 神奈川大学の学生は、テーマに合わせて地域が抱える課題解決の糸口を探る研究に取り組んでいる。同会メンバーから、後継者不足で荒廃化へと進んだ棚田の経緯や再生に懸ける思いを聞きながら作業に汗を流した。

 藤澤代表は「企業や若い世代に目を向けてもらうことはありがたいこと。広がるきっかけになれば」と話した。棚田の面積は約5千平方メートルで、同会は約2・5トンの収穫を見込む。

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