大井高校3年の吉田隼太郎さんが、8月4日から香川県の高松競輪場で開かれる全国高校総体(インターハイ)自転車競技大会のトラック競技ケイリンに出場する。
インターハイ出場を争った6月の関東大会のトラック競技ケイリンには、25人が出場した。吉田さんは敗者復活戦から這い上がると、7〜14位決定レースに進んだ。ここで持ち前の粘りと執念で8位に食い込み、インターハイ出場を決定づけた。
ケイリンは、すり鉢状の競輪場バンクを6〜8人の選手が周回しながら順位を争う競技で、最高スピードは時速60Km超に到達するという。
吉田さんが自転車競技に出会ったのは秦野市立東中学3年生の時で、当時の担任教諭が通勤で使用していたロードバイクに一目ぼれした。競技を始めて長らく、長距離を走破するロードレース大会に出場していたが、適正を見抜いた知人から勧められて昨年夏にケイリンに転向。歴はまだ1年足らずだ。
日々の練習メニューは自分で考え、練習場所は自宅からほど近いヤビツ峠。急勾配を利用して最後まで走り抜く脚力強化に取り組んでいる。大会を前に練習にも一層熱が入る。
県内の高校生を対象に平塚競輪場で開かれる合同練習は交流だけでなく、技術面でもとても参考になった。吉田さんはインターハイについて「高校生活最後の大会なので、自分の活動を支えてくれた方々へ感謝を忘れず、悔いのないレースをしたい。そして決勝に進めたら」と意気込んでいる。
卒業後は就職希望という吉田さん。社会人として競技を継続する意向で、「競技普及のために自分も後進を支えてあげたい」と話した。
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