松田町(本山博幸町長)は7月19日、町内唯一の高校で、立花学園高等学校(矢藤慎一校長・1928年創立)との間で包括連携協定を結んだ。今後、地域活性化をはじめとする様々な場面で一層協力関係を深めていく。
今回の協定の入口について本山町長は「松田町にあり続けて頂いている同校との関係をカタチにし、より強固にしていきたい」、矢藤校長は「町の規模からみれば多くの生徒が通っており、地域にご迷惑をかけるのではなく、学校の良さを知ってもらうとともに地域に貢献したい」と、それぞれの思いを語った。
人口減少対策の一つとして、地域や地域の人々と多様にかかわる「関係人口」の創出に力を入れている松田町。本山町長は「イベント参加や魅力発信はもちろん、わたしたちにない課題発見や解決の視点にも期待している」などと話した。
有志組織も活動中
この日は、矢藤校長のほか、「高校生町おこしプランナー松田町盛り上げ隊」の生徒6人も出席した。同隊はこの4月から有志の生徒を主体として発足。生徒によれば「立花学園でしかできない学びを、地域とともに」が合言葉。15人ほどの生徒が所属し、フィールドワークで地元商店主らから課題をヒアリングし、解決に向けた方策を提案するといった活動を少しずつ進めている。目下、文化祭で地元商店とのコラボを目指し、メニュー開発などにも取り組んでいるという。メンバーの一人は「通常の生活では関われない方々とともにプロジェクトを進められることが楽しい。生徒の意見も受け入れてくれるので、自分たちも、地域のためにという思いがより強くなっています」と話していた。
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