創立15周年を迎えた虫沢古道を守る会の会長として古道整備を進める 飯田 昌之さん 松田町寄在住 71歳
虫沢の発展に寄与したい
○…松田町寄地区で古道の復活やハイキングコースの整備などを行っている。7月には、15周年を記念して、虫沢古道につながる尺里峠に「虫沢第六天」の御堂を建立した。「第六天はハイカーの無事を守ってくれる尊い神様。このお堂が雨風をしのいでくれるので、ご利益が増すかもしれませんね」
○…60歳の時に入会した。会の主な活動となっているのは古道の復活や整備。人々が行き交った生活道の「虫沢古道」や花嫁が通ったとされる「はなじょろ道」は、戦前までは多くの人で賑わっていたが、時の経過とともに整備が届かなくなり、利用する人も減少していた。そうした古道を復活・整備し、今では多くのハイカーで賑わう登山道路となっている。これまでに設置した看板や案内板は300を超える。「多くの人が、建てた看板をみながら古道を歩いている姿をみると、うれしくなります」とほほ笑む。
○…個人としては、蛍や桜の保全活動を行う「虫沢源平クラブ」「虫沢さくらの会」、川の美化活動を行う「虫沢川美化推進協議会」など地域のボランティア活動にも参加し、地元への愛着は人一倍強い。普段は趣味の畑仕事に没頭する。落花生、サツマイモ、サトイモなど数多くの作物を育てている。「自然相手なので、難しい部分がありますが日々充実していますね」
○…「20周年に向けやることは山ほどある」と力強い。当面は、タケ山の展望台に、そこから見える山々のパノラマ写真や景色の説明文を入れた案内板をつくりたい意向だ。「虫沢地区は60〜70世帯の小さな集落ですが、団結力があり家族みたいなもの。この地区の発展に力になるなら、できる限り協力したい」と目を輝かせた。
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