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秦野 文化

公開日:2024.08.23

炎舞う 瓜生野百八松明
伝統行事 5年ぶりに

  • 迫力の松明振り回しを見物する人たち(写真提供・秦野市)

 五穀豊穣・悪疫退散を祈願して行われる盆の行事「瓜生野百八松明(うりうのひゃくはったい)」が8月14日、瓜生野百八松明保存会(尾澤英太郎会長)によって権現山山頂や龍法寺門前で5年ぶりに行われた。当日は地元住民など多くの人が見物に訪れ、炎が舞い燃え上がる様に見入っていた。

 毎年8月14日に、弘法山の麓の瓜生野地区で行われている祭事。室町時代または江戸時代中期頃に始まったと伝えられ、長さ2〜3メートルの松明50本ほどを権現山山頂から龍法寺門前まで地元の人たちが担いで運び、最後に同寺門前で火のついた松明を振り回す。

 この日も午後3時頃から麦わらを使い松明を製作。権現山の山頂に運び上げ、日没を待って点火された。その後、30分ほどかけ同寺を目指し、門前で振り回した松明が燃え上がる勇壮な姿を披露。その中には小学生の姿も見られた。

 瓜生野百八松明終了後は、南矢名上部町内会館前に会場を移し、江戸時代から伝わるという「瓜生野盆踊り」を実施。瓜生野盆踊り保存会(遠藤亮子会長)のメンバーが中心となり、参加者も一緒になって踊った。

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