秦野 人物風土記
公開日:2026.06.05
秦野駅長を務める 後藤 晃伸さん 鶴巻南在住 57歳
日々の”当たり前”支える誇り
○…駅の役割について「昔は輸送の拠点、今はまちの拠点」と語る。5月末に秦野で開催されたLUNA SEAのライブには、パネルや電光掲示板でのメッセージ表示など一丸となって協力。地元と連携し盛り上げた。”駅の運営”一筋39年。小田原駅長に加え、4月から秦野駅長を兼任し、鶴巻温泉から小田原までの管区をまとめる。
○…高校卒業後に小田急電鉄へ就職。電車好きというより、人と話したり関わることが好きで入社したものの、最初に配属された新宿駅はまだ切符の時代。改札鋏を持って改札に立つ日々はあまりにも忙しく、くじけかけたことも。それでも先輩からの「とにかく一年頑張ってみろ」の言葉に奮起し、仲間との関係が強く、活発になるほどに仕事も楽しくなっていった。新宿で8年半を過ごし、その後は下北沢へ。一転して少人数での対応にまた鍛えられた。「今の自分を作っているのは、これまで関わってくれた人たち」と感謝とともに振り返る。
○…伊東市出身。高校時代はバドミントンに打ち込み、団体戦でインターハイにも出場した。これと決めたことは意志を貫く努力家。愛犬との散歩が趣味で、鶴巻の自宅周辺を歩きながら、遠くにロマンスカーが通るのを眺めるのも楽しみの一つ。「何事も笑いを入れた方がうまくいく」が信条で、ユーモアを忘れない。尊敬する人は明石家さんまさんだそう。
○…「駅は生きもの。同じ日は一日としてない」。バスなど他の交通機関と連携しながら、昨今の異常気象やさまざまなトラブルに柔軟に対応し続けることは、やりがいにつながっている。乗客の命を預かり、日々の”当たり前”を支える公共交通機関の責任と誇りを胸に刻み、今日も市民の足を支える。
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