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公開日:2015.03.12

市議選青葉区
定数7に10人出馬か
投開票は4月12日

 4月3日告示、12日投開票の横浜市会議員選挙に向けて青葉区からの立候補予定者が出そろってきた。本紙の調べでは定数7に対し、現職6人と新人4人の計10人が名乗りを上げている。(3月9日起稿)



 7議席を10人で争う市議選。現職では前回トップ当選の維新の党の藤崎浩太郎氏(35・1期)、自民党の山下正人氏(50・2期)、自民党の横山正人氏(51・5期)、公明党の行田朝仁氏(48・1期)、民主党の菅野義矩氏(67・6期)、共産党の大貫憲夫氏(67・7期)の6人が立候補を表明し、準備を進めている。



 神奈川ネットワーク運動は現職・丸岡伊津子氏(53・1期)は出馬せず、新人の青木真紀氏(41)が立候補を表明している。さらに、新人では自民党の中山まゆみ氏(48)、民主党の小笠原一夫氏(59)、無所属の平井和彦氏(44)の3人を加えた計4人が出馬を表明している。



各候補の訴えは



 藤崎氏は徹底した行財政改革でコストを減らし、予算を教育や福祉に展開すべきと主張。市民が行政の意思決定に参加できる環境整備や、老若男女の人材が生きる社会づくりを訴える。



 山下氏は教育力・議会力の向上、財政の健全化を基本に発達障害などを抱える人のサポートや介護支援強化、健康寿命延長を掲げる。同時に区の権限を拡充する総合区制度導入も訴える。



 横山氏は党市連政務調査会長の経験を踏まえ、市内経済の促進や観光客誘致などを訴える。また、教育や福祉、環境、災害など青葉区民が豊かさを実感できる市政を目指す。



 行田氏はペットを含めた防災対策や安心の子育て支援策を掲げる。また、高齢者が安心して生活するために在宅医療と介護が連携した地域包括ケアシステムのさらなる推進を訴える。



 菅野氏は、障害者に対する社会的な理解を深めたいとし、医療・福祉の連携などを主張。また、地域のつながりを強め、独居高齢者や未就労の若者の孤立者支援につなげたいという。



 大貫氏は高速横浜環状道路や新市庁舎建設計画などの巨大インフラ整備を見直し、市民生活重視の市政運営を訴える。谷本川、早渕川などの環境保全や緑を守る取り組みも掲げる。



 青木氏は、子育て当事者として「本当に必要とされる支援」を目指し、乳幼児一時預かり事業、放課後児童育成事業の充実を掲げる。また、介護問題やエネルギーシフト転換も訴える。



 中山氏は衆議院議員の公設秘書などを経て、出馬を決意。子育てや介護、医療、がん予防に主眼を置き、市会に女性の視点を加えることで、よりよいまちづくりにつなげたいとしている。



 小笠原氏は元会社員。07年に民主党に入党し、今回出馬を決意。人口減少社会に危機感を抱き、子育て環境の整備や医療介護の充実を訴えるほか、農業の近代化・輸出産業化を掲げる。



 平井氏はITコンサルタント歴9年の会社員で、2児の父として放課後児童育成事業の改革を目指し、出馬を表明。教育環境の整備を中心に市民の視点を市政に反映させたいとしている。

 

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