「こどものもりにプレイパークを創ろう会」の会長を務める 森谷 薫さん 南瀬谷在住 54歳
子どもが喜ぶ顔が好き
○…昨年から南瀬谷で本格的にスタートしたプレイパーク。5年前にも立ち上げの話があったというが一旦立ち消えに。「横浜市がこの事業に力を入れ始めたのが今回の追い風になった」と振り返る。子ども達だけではなく、保護者からの反応も上々。「プレイパークは生き物みたいなもの。保護者の協力も多いし、南瀬谷独自のゆったりとした雰囲気のプレイパークに育っていけると思うんです」と未来を見据える。「企画したことが上手くいって、利用者に喜んでもらえることが私の喜び」と話す。
○…栃木県足利生まれ。子どもに関わる仕事を数年勤め、結婚を機に瀬谷に越してきた。瀬谷に来てからも子どもが通う南瀬谷小、南瀬谷中のPTA、卒業後も南瀬谷小の生活支援員として地域から支える。「子どもが好きだし、PTA活動でも色々な事を企画できて楽しかった」というように、学校の祭りや県内各地のリサイクル啓発で使用される「分別戦隊シゲンジャー」のキャラクター作りにも関わった。
○…たまの休みには料理。「本を見て作ったり、冷蔵庫にあるもので作るのも好き」と目を輝かせるが、「こんなこと言ったら家族からブーイングが起きそうだけど」と笑う。「地域の仕事に力を入れすぎて『家事もお願いね』って釘を刺されたこともありましたね。でも家族には理解してもらえてると思うのでそこは感謝です」
○…プレイパークに地区社協の仕事にと多忙な日々を送る。しかし常に今までやってきたことを踏襲するのではなく、「これからはプレイパークでミニコンサート、大人も一緒になってのミュージカル、流しそうめんなんかもいいな」と独自の視点を交え、新しいものへの追求を忘れない。「今は物が簡単に手に入って何が幸せか感じにくい世の中。子どもたちには、人のせいにしない、考える力を持った人間になってほしいですね」と語気に力を込めた。
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