神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2011年3月8日 エリアトップへ

横浜市 観光客誘致に本腰 アジアにターゲット

公開:2011年3月8日

  • LINE
  • hatena

 文化や観光資源を活かした都市の実現に向けて4月から文化観光局を新設する横浜市は、市会で現在審議中の市の平成23年度予算案でも「観光・МICEの推進事業」として国際会議の誘致や観光施設の運営といった項目を盛り込むなど、観光事業に一層力を入れていく姿勢を示している。国内外から観光客誘致を目指す市は、特にアジアに焦点をあてたプロモーション活動も進める方針だ。

 日本政府観光局調べの「都市・観光地別訪問率」によると、訪日外国人観光客が平成22年中に最も多く訪れた地域は「新宿・大久保」で全体の34・8%。以下、銀座や浅草など都内が上位を占める一方、横浜市は7・6%にとどまる。海外で”横浜”の認知度は低く、ある中国旅行会社のプランでは、東京・箱根間の立ち寄り場所でしかないという。

 そんな現状に対して市は、「外国人観光客の消費額は大きく、伸びしろも期待できる。経済活性化のためにも、”滞在地”となれば」と、外国人観光客の訪日促進を目的に政府が進める「ビジット・ジャパン地方連携事業」に、平成16年度から取り組んできた。

周辺自治体との連携も

 これをさらに推進しようと、市は23年度からシンガポールを加えたアジア6地域に誘客のターゲットを拡大。「海外集客プロモーション」として9800万円の予算を投じ、誘致を進める。また、観光魅力を増大させる効果を狙い、箱根町や台東区など周辺自治体とも連携を深めていくという。

 9800万円の具体的な使途は、各地域からメディアや旅行代理店の関係者を招き、ツアーを組んで市内や周辺の観光スポットを巡るというもの。ツアー内容は、対象が韓国人の場合には秋葉原と組み合わせてショッピングに重点を置くなど、各地域の旅行客の嗜好傾向が考慮されるという。

 一方、市が観光資源として発信してきたのは、みなとみらい地区や山下公園、八景島、新横浜のホテルなど、その多くが市内東部に位置するのが実情。だが、市は「東京近郊にありながら横浜では農体験やマリンスポーツが楽しめ、日本的情緒を感じる景観や文化も多い」とし、今後も市内全域の観光魅力を発掘し、誘客に繋げたいとしている。
 

鶴見区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

總持寺・花月園を巡る

神奈川歴史散歩

總持寺・花月園を巡る

5月25日、約4キロ

4月25日

つるぎん27日に

「生活の困りごと気軽に相談を」

「生活の困りごと気軽に相談を」

生活支援コーディネーター PR動画を作成

4月25日

非常用トイレ備えて安心

自宅便座に簡単設置

非常用トイレ備えて安心

マンションで逆流トラブル

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook