区内鶴見中央に本社を置くナイス(株)(平田恒一郎社長)がこのほど、北寺尾の新築一戸建分譲地全8棟で、建築環境総合性能評価システム「CASBEE―すまい(戸建)」の最高となるSランクを認証取得したと発表した。分譲地全棟のSランク取得は全国で初めてとなる。
「CASBEE(キャスビー)戸建」は、1980年に当時の建設大臣の許可で設立された公益法人である(財)建築環境・省エネルギー機構の評価システム。地球環境や周辺環境、ランニングコストなどを客観的に評価・表示する指標で、横浜市を含む全国23の自治体でこのシステムが取り入れられるなど、広がりを見せている評価方法だ。
同社は昨年12月、港北区の戸建分譲地1棟で県内初となるSランクを取得。今回の認証取得で、全国21棟のSランク認証(6月末現在)のうち、同社が9棟を占める形となった。
30代で買える家
建築された建物は、長期優良住宅を上回る高断熱と耐震性をもつ同社開発の「パワーホーム」がベースとなっている。それに加え、住宅設備に省エネルギータイプの機器を採用したことなどが評価された。
発表会であいさつした平田社長は、「自分が子育てをしていたころ、年子だったこともあり、マンションに帰ると部屋の中で子どもが三輪車に乗って遊んでいた。子育てのために30歳までに買える安くて良い一戸建てを考えた。その結果がSランクにつながった」と話した。
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