横浜市立浦島丘中学校(和田秀昭校長・生徒数408人)は2月28日、東京フィルハーモニー交響楽団を招いた芸術鑑賞会を開催した。生徒は1月下旬にワークショップを行っており、当日は楽団との共演も果たした。
芸術鑑賞会は、文化庁が進める「次代を担う子どもの文化芸術体験事業(巡回公演事業)」の一環として行われた。浦中は昨年、神奈川区主催で和太鼓集団「東京打撃団」を招き、中学校出前コンサートを実施した。学校側は「今年も優れた芸術にふれさせたい」と考え、今年度の巡回公演事業に応募。狭き門をくぐりぬけ、市内中学校で唯一の実施校に選ばれた。
事前学習会には、歌と司会担当の西山琴恵さんら7人の楽団員が参加した。鑑賞会で歌う曲や校歌の合唱練習のほか、ピアノや打楽器などの演奏を練習。「リズムが速い所も、はっきり歌うこと」など、的確なアドバイスが送られた。
当日は、フルオーケストラ80人が来校。歌劇『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ(チャイコフスキー)など7曲を披露した。また、吹奏楽部とも共演し、生徒たちは『心の中にきらめいて』を合唱した。吹奏楽部の保科今日子部長は「迫力を感じた。一緒に演奏し一体感を味わうことができてよかった」と喜んでいた。和田校長は「本物のオーケストラを聴くことで豊かな心を育んでもらいたい。きっと今後の人生に役立つはず」と話していた。
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