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神奈川区版 公開:2012年5月17日 エリアトップへ

必修化の武道授業 研修実施し、9月開始へ

公開:2012年5月17日

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朝飛大師範
朝飛大師範

 市教育委員会は、今年度から中学校の授業で武道が必修化したことを受け、9月から始まる授業に向けて安全管理や指導計画などを盛り込んだ手引を配布、全校長と全指導教諭を対象に、理論や実技の研修を行っている。

 1・2年生の保健体育の授業で必修化された「武道」は柔道、剣道、相撲の3種目の選択制。市内149校のうち、141校が柔道、6校が柔道・剣道の両方、1校が剣道を選択する意向で、1校が未定としている。

 「武道」はこれまで選択科目だったため、体育教諭の大半は指導経験を持つが、多くの学校が選択する柔道の有段者は4割程度。柔道をめぐっては、全国でみると過去に授業中の死亡例もあり、必修化されたことで、教諭が目を配らなければならない生徒の数も増えることから、保護者や現場からは安全面を不安視する声もあがっている。

 こうした背景を受けて市教委は、警察OBや武道に長けた校長、医師ら10人で構成する「武道安全対策委員会」を3月1日に設置。4月26日から順次、全校長と全指導教諭向けの理論研修をスタートしている。また、6月と8月には実技研修も行い、全指導主事と全校長が研修を受けたことを確認した上で、9月から授業を開始するという。

指導の徹底が安全へのカギ

 全国少年柔道大会を4連覇し、全国レベルの選手を輩出する朝飛道場=平川町=の朝飛大師範は、武道授業の必修化に関して「教育の一環として、柔道をはじめ武道が重要視されたことは嬉しい。武道の基本である礼儀・挨拶・返事が教育に活かされ、集中力や時間を守るなどの日常生活にもつながると思う」と話す。

 安全面での不安に対しては「私は普段、体を守るための受け身の練習を徹底させ、一人ひとりの体力や力量の違いを見て指導の進め方を変えています。指導する先生方が勉強をしっかりしておけばケガは防げる。生徒にしっかり目を配ってあげることが大切です」と、指導の徹底が安全へのカギであると指摘した。
 

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