プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が先月26日に都内で行われ、専修大学商学部4年の高橋礼投手(22)が福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた。高橋投手は東三田の生田キャンパスで会見を行い、硬式野球部(部長・佐々木重人学長)の齋藤正直監督(57)や仲間たちと喜びを分かち合った。
ドラフト会議が始まる夕方5時。会見席には高橋選手と佐々木学長、齋藤監督が並び、100人を超える部員や学生、職員らが会議のテレビ中継を見守った。ソフトバンクが2巡目で入団交渉権を獲得すると、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。
同大からは、高橋選手の1年先輩の主将で北海道日本ハムから昨年指名を受けた森山恵佑外野手(23)がプロ入りしており、同じパ・リーグで対戦する可能性もある。高橋選手は「大学時代にホームランを打たれているので、対戦できれば三振を取りたい」と思いを語り、「時間がかかってでも、いつかは日本代表で重要な場面を任される投手になりたい」と語気を強めた。
千葉県から駆けつけた高橋選手の父親、伸彦さん(56)は「これまで以上に厳しい世界。精進して自分の道を進んでほしい」と激励。母親の真子(しんこ)さん(52)は「多くの人たちに囲まれ、感謝の気持ちを忘れずに頑張ってほしい。辛いときでも笑顔で」と胸中を語った。
千葉県松戸市出身の高橋選手は右下手投げの同大エースで188センチ、84キロ。大学2年時に大学の日本代表に選出されている。
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