幸区版 掲載号:2017年1月6日号

新春インタビュー

「地域の方が輝く街に」 政治

上野葉子幸区長、抱負語る

今年の展望を語る上野葉子区長
今年の展望を語る上野葉子区長
 2017年の年頭にあたり、本市では新春恒例の区長インタビューを行った。上野葉子幸区長は、地域で取り組んでいる「ご近所支え愛モデル事業」をはじめとした各事業と今年の抱負などについて語った。

 ――新年を迎えるにあたり、昨年は幸区にとってどのような年でしたか。

 「一昨年に区役所本庁舎が完成していましたが、昨年、駐車場や多目的広場が完成いたしました。区民の皆様には区役所の敷地内がかなり利用しやすく、広場は特に憩いの場としてご利用いただけているかなと思います。おかげさまで、幸区民祭も区役所一帯を使って盛大に開催できました。来場者はこれまでで一番多い、約16万2千人の方にご来場いただき、とても良かったです。

 4月に発生した熊本地震も印象に残っています。私の親戚が熊本にいることから、10月にお見舞いも兼ねて現地を視察しましたが、地震に対する意識が低かったというようなことをお聞きしました。耐震なども含め被害を最小限にすること、避難した後、一刻も早く普段の生活に戻ることなど、防災に力を入れていくべきと改めて認識した年でもありました。そして、地域の絆の強化はより重要であり、私たちの支援も引き続き必要だと思います。

 防災対策としては、首都直下型地震が発生した場合などに備え72時間3日分の食料、水の備蓄を改めてお願いしたいと思います。また、区民の方にはそれぞれに合わせた避難方法を今一度見直してほしいですね。幸区では、避難所開設、運営訓練さらに上級編の3本立てでオリジナルの訓練マニュアルを作成しています。4月以降は、そのマニュアルを使って区民の方々に訓練を行っていただく予定です」

 ――幸区が取り組む事業の進展については、いかがでしょうか。

 「平成27年度にスタートした御幸梅林公園梅香(うめかおる)事業も今年度に入り、具体的な方向性、梅の本数や品種などがまとまってきました。今年度中には推進計画をまとめ、この計画に基づき29年度は事業を展開していきます。皆様から募集した梅の写真展や歴史講座を開催します。また、平成36年度の市制100周年を迎える時までに梅林の整備を進め、その2年前の区制50周年にはプレイベントとして梅まつりを開催したいと思っています。昨年の区民アンケートでは、梅まつり開催や梅酒・梅ジュースの作成、ライトアップ、植樹をしたいといったご意見が多く、梅林に対する愛着が大きいのを感じました。

 南河原地区は川崎駅前のミューザ川崎シンフォニーホールやラゾーナ川崎プラザといった魅力のある施設があり賑わっています。日吉地区の夢見ヶ崎動物公園に加え、御幸地区には梅林公園を魅力の一つとして花を咲かせていきたいですね。

 幸区のもう一つのオリジナルの事業、地域包括支援システム構築に向けての足がかりとなる、ご近所支え愛モデル事業も自助・互助の取り組みを推進していくものとして、見守り活動を推進しており地域が連携して情報共有して見守り活動をしていただいています。初年度は3つの町内会・自治会で事業をスタートさせました。昨年はそれを8地区に拡大しました。来年度は新たな参加地区の募集をかけており、16地区以上での実施を予定しております。区内でも関心の高い方が多く、いくつ手が挙がるか楽しみにしています。

 最終的には70町内会・自治会での実施を目指しておりますが、地域によって事情が異なります。現在対象は高齢者となっていますが、場所によってはお子さんが多い所もあります。そういう所では子どもの安全安心を見守ることが必要だと思います。地域が抱える課題によって、取り組むことは変わるでしょう」

 ――区が抱える課題と取組状況はいかがでしょうか。

 「川崎市全体では人口が増えており、幸区でも人口が増えています。新しく転入してくる方々と元々いた方々の交流・連携が課題となっていくでしょう。上手く交流、連携を図る必要があるだろうと思います。震災が発生した場合も、地域の方々との連携が必要になってきます。

 議会でも条例化されましたが古くからある住宅密集地域の防災、防火対策は大きな課題です。耐震、耐火の準備も自助という形で進めていただきたいと思います。また、延焼防止用の公開空地を設ける街づくりも必要だと思います。

 子育て関係では、保育園の整備を進めており、平成29年4月の待機児童ゼロを目指しております。また、子育てをしていく中での不安や悩みなどを解消するため、親の支援も行政として行い色々な企画やイベントを開催することで交流を促したいと思っております。子どもたちは大人にとっての未来の財産なので、力を入れていきたいと思います」

 ――区長就任から4回目の新年を迎えましたが、いかがでしょうか。

 「私が区長として来たころに新庁舎の工事が始まり、今年度工事が終了します。区民の方から『使いやすい良い施設だね』って言ってもらいたいですね。そして、建物が良くても職員の対応が悪いと駄目ですから、区役所に相談に来て良かったと言ってもらえるように職員も一生懸命、皆様のご要望にお応えしようと努力をしております。

 地域の方々も区役所も人材がとても大事だと思いますので、この良い人材のつながりを大切にしたいです。幸区はきらきらした街で、活気があり輝いています。これからも輝き続ける街になると思います」

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