地域密着の無料相談会を実施している 鏡川 基晴さん 蓼川在住 41歳
身近な存在になりたい
○…地元で活躍している専門家を集めて地域で悩みを抱える人のために無料相談会を開催している「身近な相談会実行委員会」の代表を務める。つい先日も綾瀬市商工会館を会場に5回目の相談会を開いた。「身近にこれだけの専門家がいるということを知ってもらって、安心感を提供したい」というのが委員会のコンセプトであり、目標でもある。設立から2年。市のきらめき補助金交付事業にもなっており、相談会への来場者も増加傾向という。ボランティアで相談員になってもらっている仲間に対しては「ただただ、感謝の気持ちしかありません」と頭を下げる。
○…人の悩みは千差万別。「だからこそ、いろいろな角度から話を聞き、それぞれの立場の専門意見をまとめながら解決にあたらなければ」と、真剣な表情を見せる。複雑化する悩みに対しては相談員数の拡大が急務というが「みんな、昔と比べて心に余裕がなくなったのかもしれない」と小さくつぶやいた。
○…昭和47年生まれ。小学校から高校まで剣道を学ぶ。「技術とともに礼儀も鍛えられた」と話し、内向的だった自分だが家族、ご近所さん、道場の仲間や先生たちの気遣いもあって頑張ってこられた、と自己分析をする。家業は遊技機のメンテナンス。大学生の時から手伝いはしていたが「知らないうちに社長になっていた」と大きく笑った。
○…好奇心は旺盛。大好きなアルフィーのコンサートや三宅祐二の劇団SETの公演などがあれば県外へも積極的に出かける。飛行機や電車も大好きでカメラとともにどこまでも―。また、カラオケではアリスなどの曲をよく歌うなど、実年齢より上に見られることも多いと嘆く。仕事、地域活動、趣味と慌ただしい日々が続くこともあって、現在も独身中。「コミュニケーション能力の大切さは痛感していますが、恋愛だけには奥手で…」とはにかみの表情を見せた。