ザ・ネイチャーシップ2014を実施する綾瀬MANABee委員会の委員長を務める 時田欣範(よしのり)さん 綾瀬青年会議所 理事 38歳
「郷土愛」育む熱い思い
○…綾瀬MANABee委員会は、緑化フェアや市との協働事業である「いかだ」で川下りなどを行う綾瀬青年会議所の一部門。8月9日・10日に実施する「家族で作った『いかだ』で川下り&サマーキャンプ」は、同委員会のメイン事業として2月から準備を進めてきた。「理事も委員長も初めてで大変。事業にするために書面にして説明するんだけど、自分の思いを伝えるのが難しい」と、率直な感想を話す。
○…川下りは家族で力を合わせ「いかだ」を作り、目久尻川を400m下る。自然相手なだけに、安全対策には余念がない。自身の発案で今回はこれまでになかったサマーキャンプを融合し、初の1泊2日の行程に。「泊りは子どもだけ。自分がそうでしたが、キャンプファイヤーみたいな非日常の体験は思い出としてずっと残ると思う。大きくなった時、それが地元への愛着に繋がってくれたら」。熱い思いを語る。
○…町田で生まれ、実家の引っ越しで海老名に。結婚後しばらく海老名で暮らし、今は鎌倉に居を構える。父親の会社、(有)広企サービスの専務取締役。青年会議所には高校時代、市内の剣道場に稽古に来ていた縁で当時の先輩に誘われた。6歳から続けている剣道はインカレ団体2位や全日本実業団団体ベスト8の実績を持ち、5段の腕前だ。「生まれ育った町田の道場で指導してるけど、今は忙しくて行けてない。体を動かさないと、むずむずして落ち着かない」と大きく笑う。
○…「とにかく子どもも親も楽しめて、思い出に残るものにしたい」と、意気込みを語る。現場での委員長の仕事は指示出しくらいしかなく、むしろ大事なのはそれまでの準備段階。「1泊2日での開催は初でハードルも多かった。でも、この思い出を胸に育った子どもたちが10年後、20年後に地元で暮らし、まちづくりに携わってくれたら嬉しいよね」。子どもたちの未来に目を輝かせた。