「第38回 綾瀬市商工会青年部花火大会」を開催する青年部部長の 崎永 政人さん 上土棚南在住 39歳
言葉から溢れる”綾瀬愛”
○…今年の花火大会は8月23日に開催される。春の城山桜まつりと合わせ、商工会青年部の2大事業。5月の本総会で部長に任命され、初めての大きなイベントだ。だんだん規模も大きくなっており、今年は昨年の2千発を上回る2500発の花火が打ち上げられる。「昨今、花火大会で事故や怪我人が出てしまったというニュースを耳にする。綾瀬ではそんなことがないよう、細心の注意を払いたい」と、表情を引き締める。
○…部長の仕事は市商工会の理事会や行事への出席、行政との話し合い、近隣地域市の催しへの出席など、対外的な役割が主になる。花火大会でも協賛企業集めから始まり、行政や警察との協議、同日開催される大納涼祭の実行員会との話し合いなどやることが山積みだ。本業のリフォーム会社「(株)デザインルーム」の社長業務もこなしながらの仕事。「とにかく忙しい」と、多忙な日々を送る。
○…上土棚南で生まれ育つ。17歳から内装店で修業し、25歳の時に自宅に事務所を構え独立して結婚。その後、リフォーム会社を立ち上げるが従業員が増えたため、2年前に株式会社化して現在の事務所を構えた。中2・小5・3歳の娘を持つ。「若い頃は独立して必死だったから、上の娘2人はなかなか構ってやれなかった。でも今は少し余裕が出来たからか、一番下の娘が孫みたいに可愛くて。もちろん上の2人も可愛いよ」と頬を緩ませる顔は、父親のそれだった。
○…「市民のみなさんに楽しんでもらいたい。これに尽きる」と、花火大会に向けての意気込みを語る。「楽しみにしてるよ」という言葉と、市民の笑顔が何よりの原動力。「趣旨に賛同し協賛してくれる企業の支えがあってこその開催」と、感謝の念も忘れない。「会場の真上で打ち上げる音と迫力は、陸上花火では関東一を自負している。これが街の活性化の一助になれば」。言葉の端々に”綾瀬愛”が溢れていた。