公益社団法人 大和法人会の会長に就任した 加藤 修さん 海老名市上今泉在住 67歳
拡がる交流の「輪」大切に
○…現在、海老名をはじめ大和、座間、綾瀬にある約3千の企業が加盟している同会。「これまでの活動の流れを大切にしながら法人会に少しでも新しい風を吹き込めれば」と、まずは新会長として抱負を語る。
○…「人は一人では生きられないからねぇ」と話し、異業種交流の場として色々な人と話しができる法人会の活動を人一倍、大切にしてきたという。会員企業が点在する大和税務署管内の4市は南北に広がっており、エリア中心には米軍基地。会員同士のスムーズな意思疎通には、やや不利な土地柄だが「会合などの際にはなるべく多くのメンバーが集えるように、アクセスの良い会場探しにも考慮していきたいですね」とも。
○…常に「会員ありき」の姿勢でバランスのとれた組織運営を心掛けるのは、自身、車の営業マンとして”以心伝心”をモットーに人と人のつながりを重視してきた経験の産物。「顔の見える関係づくりも進めたいですね」と笑顔で意欲を見せる。また公益社団法人の役目を果たすべく、小学生を対象とした「租税教室」の主催など、社会貢献にも積極的。講演会開催に向けては「集客力のある著名な人を呼びたいね」と旺盛なサービス精神も。さらに一向に減らない「振り込め詐欺」には個人的にも業を煮やしている様子で、警察などの関係機関とも対策を模索したのだとか。その結果、自宅裏の町内掲示板をキレイにリニューアルし大きなポスターで詐欺撲滅を早々に呼び掛ける、といった行動派の一面も垣間見せる。
○…他エリアの法人会も、ほぼもれなく直面している”会員数減”。これを食い止めるべく、県央エリアに今秋誕生する大型商業施設に出店する300近い企業に期待を寄せる。「人脈、ツテをフル動員して、今から種まきに勤しんでいますよ」と語る新リーダーは、趣味の「畑仕事」同様、堅実な深掘りが得意といった印象。収穫の秋に向け、着実に準備を進めている。