小田急多摩線 延伸実現に向け署名活動 愛川促進協が2月1日から
小田急多摩線の愛川・厚木方面への延伸実現を目ざす「愛川小田急多摩線延伸促進協議会」(瀧亀久男会長)は内閣総理大臣に地元の声を届けようと、2月1日から町民を対象にした署名活動を始める。
鉄道の整備は、国の交通政策審議会答申を基に進められる。小田急多摩線の延伸については、2000年に唐木田駅からJR横浜線、JR相模原線方面について「今後整備を検討すべき路線」と位置付けられている。町によると、答申はこれまでおよそ15年間隔ということを考えると、次回答申は2015年に想定されるという。そこで愛川・厚木方面が位置づけらるように、同会を中心に取り組みを進めているところだ。
鉄道がない愛川町にとって、延伸が実現されれば交通利便性の向上はもとより、まちの活性や地域間交流につながるとして、住民や商工団体の間で気運が盛り上がり、2012年7月に民間組織の設立に向け準備会が発足。その後会合を重ね、昨年5月に21の行政区、22の商工団体からなる延伸促進協が設立された。国や県への働きかけには、何よりも地元住民の熱意が不可欠。同会はこれまで、関係機関への要望活動や町のイベントなどに参加し周知啓発活動を行っているほか、今月、会の取り組みを紹介する広報紙も自治会を通じて配布した。
署名は自治会単位のほか、町役場企画政策課、中津出張所、半原出張所、文化会館、ラビンプラザ、レディースプラザの公共施設6カ所に用紙と回収ボックスを設置。広く協力を呼びかける。
町企画政策課は「住民の声を届けるため、できるだけ多くの方に協力してほしい」と話す。署名活動は2月末日まで実施。回収後は近隣市などと調整して国に提出する予定。
|
|
|
|
|
|