緑中・千葉さんが関東へ 陸上100m「自己ベスト出したい」
清川村立緑中学校(市川美紀子校長・生徒数68人)3年の千葉優樹さんが8月7日に開幕した「第42回関東中学校陸上競技大会」の3年男子100mに神奈川代表として出場する。陸上競技での関東大会出場は清川村で初。
千葉さんは、7月19日から22日までShonan BMWスタジアム平塚で開かれた「第60回全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会」の同種目で4位入賞。関東大会への出場は各都県で1種目3人だが、同時に1人1種目の参加制限がある。神奈川県は、同種目3位の選手が他の種目での出場を決めたため、千葉さんが100mの代表入りとなった。陸上部の顧問を務める木室典久総括教諭は「陸上での関東大会は清川村で初めてと聞いている。また今年度の神奈川選手団で厚木・愛甲地区の選手はただ1人。周囲への感謝の気持ちを持って、思い切り大会に臨んでほしい」とエールを送る。
緑中学校には、陸上部のほかには、バスケットボール部と美術部しかなく、入部の際はなんとなく陸上を選んだという千葉さん。中学2年生までは県大会での入賞経験もなかった。しかし、今年4月頃からぐんぐん記録が伸び始めた。5月の県中学陸上で11秒77の記録で7位入賞を果たしたのを皮切りに、7月の県中学選抜陸上では11秒37で7位。そして関東出場を決めた通信陸上では、全国標準記録には惜しくも100分の7秒及ばなかったが予選で11秒27の自己ベストをマークした。木室教諭も「まだまだ記録が伸びる可能性がある」と話す。練習の際は後輩たちに協力してもらい実戦感覚を養っているといい、「いつも感謝しています」と千葉さん。持ち味は得意のスタートで飛び出し、フィニッシュに向かう展開。関東大会では自己ベストを出して決勝進出を目標に掲げている。会場は県通信大会と同じ平塚。男子100mは8月8日に予選・決勝が行われる。
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