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愛川・清川版 公開:2014年10月24日 エリアトップへ

宮ヶ瀬小の歴史 一冊に 有志が卒業生の声を編集

教育

公開:2014年10月24日

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記念誌を手にする川瀬委員長
記念誌を手にする川瀬委員長

 昨年度創立140周年を迎えた宮ヶ瀬小学校。同校の歩みをまとめた「宮小の140年」が完成し、宮ヶ瀬小・中学校で10月18日に開催された宮ヶ瀬ふれあい文化祭で完成報告が行われた。同校の歴史を語る貴重な一冊を編集したのは、宮ヶ瀬を愛する有志たちだった。

 記念誌はA4サイズ43ページでオールカラー。明治6年の創立以来の年表や歴代校長、児童数の移り変わり、校舎の変遷など、同校の歴史を詳細にまとめた貴重な資料となっている。

 同校の概要だけでなく、記念誌のなかでは卒業生や教鞭をとった教員の声も紹介されている。

 卒業生は、大正時代に卒業した105歳の人から平成25年度に卒業した児童まで幅広く紹介され、戦前の学校生活や学童疎開の児童を受け入れた様子、戦後からダム建設に伴い移転するまでなど、卒業生だからこそ語れる詳細なエピソードが数多く集録されている。また、各時代の遠足や入学といった学校行事に加え、四季折々の様々な宮ヶ瀬の風景写真もあり、地域の歴史的資料ともいえる。

 この記念誌を編集・発行した実行委員会は、宮ヶ瀬を愛する有志12人で結成された。「140周年を記念して何か企画を」と議論を重ね、記念誌の作成を決め動き始めたのは昨年の秋頃だった。

 実行委員長を務める川瀬征夫さんは「本当に何もない所からのスタートで、一番苦労したのは資金集めだった」と振り返る。

 地域の家庭を1軒1軒まわり、協力を呼びかける日々。最初は完成できるのか疑問の目を向けられることもあったが、徐々に協力の輪は広がっていった。「古くから地域に住む方や卒業生だけでなく、最近宮ヶ瀬に移り住み、お子さんが宮ヶ瀬小学校の通っていない方までご協力をいただけた。記念誌をきっかけに、地域の結びつきが強まったと実感しました」と事務局を務める川瀬十三男さんは目を細める。

 作製した記念誌は600部で、宮ヶ瀬地区の全戸と宮の里に住む同校の卒業生に配布される。なお、記念誌を希望する場合は、同実行委員会へ600円以上の寄付をした人へ進呈するという。詳しくは実行委員会事務局・川瀬十三男さん【電話】046・288・1071へ。

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