新春恒例、愛川町最大のスポーツイベントとして長い伝統を持つ「第60回愛川町一周駅伝競走大会」が1月11日、開催された。今年は45チームが参加し、選手たちは澄み切った冬の町内を疾走。レースは序盤からトップに躍り出た田代Aチームが連覇を飾った。
三増陸上競技場をスタート・ゴールに、町内約28キロメートル7区間で競う同大会。町内の21行政区から出場する第1部25チームと、友好都市長野県立科町や町内の企業、学校などの第2部20チームが、1チーム7人で襷をつなぐ。
10時の号砲で一斉にスタートした選手たち。第1区では、三増が先頭に立つ。しかし第1区で3位につけた田代Aが第2区でトップを奪うと、第3区、第4区、第6区で区間1位の走りを見せ独走状態に。
田代Aが大きくリードを保って迎えた最終第7区。ここで2位につけていた細野が意地を見せる。
実力者として知られる細野第7走者の苅田広野選手が襷を受け取ると、一気に田代Aの生方勇気選手を猛追。コース最終となる三増陸上競技場に生方選手が入ると、すぐに苅田選手も競技場に入り、数百メートルまで迫る。観衆の大きな声援を浴びながら2人は全力で駆け抜け、田代Aがリードを守り抜き1時間33分26秒で優勝。昨年に続く連覇を決めた。
生方選手は「逃げ切る事だけを考えて、自分のペースなら行けると信じて走りました」と、プレッシャーに打ち勝った喜びを噛みしめた。
昭和31年、愛川町の新町発足を記念して始まった同大会。60回という長い歴史のなかで、田代区の優勝は23回目と、圧倒的な実績を誇る。駅伝のチームをまとめる田代区青少年育成会の野口博史会長は「大会に向けて厳しい練習をこなしてきた選手たちの団結力があるからこそ」と強さの秘訣を分析する。
また、この日は同競技場でスポーツ少年団17チームによるミニ駅伝競走大会も開催された。
ミニ駅伝のトップ賞(優勝)は、ハリマオサッカーA、チームワーク賞(準優勝)にはREALSUNSミニバスケットボールクラブAが入賞した。
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