愛川町子どもの読書を推進する会(平川嘉則会長・15人)と愛川町の協働事業による町オリジナルのブックガイド「YONDE 読んであげたい 読んでみよう 私たちのブックナビ」が完成し3月13日、同会メンバーらが小野澤豊町長を訪問し完成報告を行った。
このブックナビは、日頃から本に親しんでいる読書・読み聞かせボランティアや町内の学校教員、専門家などから推薦された「子どもに読んでもらいたい」「読んで楽しい」本に、同会の啓発資料作成班メンバーが一冊ずつ紹介文を添えたもの。収録している本の数は300冊以上。絵本や詩集、著名な名作など、幼児から高校生まで幅広く楽しめる本が掲載されている。
この日は、平川会長ほか、ブックナビ作製の中心となった同班の西村みのり代表らが町役場を訪れ、完成したブックナビを小野澤町長に手渡した。
このブックナビは4月から、町図書館や公民館図書館、町立小・中学校、愛川高校、保育園、子育て支援センターなど、子育て関連施設を中心に約30カ所へ配布され、小・中学校では各クラスに一冊ずつ配布される予定だ。
愛川町では、子どもの健やかな成長を目的に「町子ども読書活動推進計画」を2007年に作成。このなかで、町独自のブックリストの作製をあげていたが、これまで着手できずにいた。
そこで、読み聞かせボランティアから有志が集った同会がブックナビ作成に着手。町内教員へのアンケートなどを経て、2013年の夏に同班の活動が本格的にスタートした。寄せられた本を吟味し、毎月会議でメンバー同士が意見を交わして収録本を絞り込んだ。各自が自宅でも検討を重ね、印刷直前は「週に3日くらい集まって、修正や訂正をした」という。
ブックナビには、本だけではなく、読み聞かせをする時のポイントなどコラムも掲載。西村代表は「子どもから大人まで、ぜひ多くの方に手に取っていただき、宝物になる一冊と出会ってもらえたら」と話す。
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