神奈川県は2月4日、県内にインフルエンザ流行警報を発令した。流行が早かった昨年に比べ1カ月ほど遅い発令だが、愛川町・清川村でも既に学級閉鎖が報告されている。インフルエンザのピークは例年1〜3月といわれ、関係機関は注意喚起を呼びかけている。
インフルエンザの流行具合は、県内の医療機関からの患者報告数で判断される。県内346カ所の医療機関が定点に指定され、週1回患者数が報告される。
流行の目安は定点当たりの患者報告数が1人以上で「流行開始」、10人以上で「注意報」、30人以上で「警報」となる。
今年も第3週(1月18日〜24日)に患者報告数が13・06となり、流行注意報が発令された。直後の第4週(1月25日〜31日)では患者報告数が31・64と増加し、警報レベルに達した。
また、県内14の管轄区ごとの患者報告数をみると、2月4日の発表では厚木市や愛川町、清川村などを管轄する厚木保健福祉事務所管内の定点患者報告数は「44・47」と、県内で最も高い数値となっている。
愛川町2月は8クラス
愛川町教育委員会によると、愛川町では1月に小学校2クラスで学級閉鎖があった。2月は小学校4校で8クラスと、学級閉鎖の発生が増加している。
清川村教育委員会によると、村内の学級閉鎖は1月に中学校2クラスで報告があり、2月も小学校1クラスで報告されている。
インフルエンザは、冬季の乾燥した時期に流行するウイルス性の呼吸器感染症。感染者のせきやくしゃみなどで放出されたウイルスが気道に入ることによって感染するとされている。
例年3月頃までが流行のピークとなるため、関係各機関では外出時のマスクの着用や帰宅後の手洗いやうがいなど、予防・対策を呼びかけている。(2月9日起稿)
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