初声小が交通安全優良校に 県下2校のみの全国表彰
毎年行われている全日本交通安全協会の表彰で、三浦市立初声小学校(松本幸雄校長)が、県下から2校のみの優良学校に選ばれた。1月17日に東京・日比谷公会堂で開かれた「第52回交通安全国民運動中央大会」に、同校の松本校長らが出席し、表彰状と楯を受取った。
全日本交通安全協会の表彰は、毎年全国の各自治体の交通安全協会が、管轄エリア内の交通安全活動を行っている「優良学校」や「優良事業所」等を推薦。その中から特に特筆すべき優秀な活動を続けているものを全国規模で選出し、表彰しているもの。
今回、初声小学校は「優良学校」の部門で、見事県下からは厚木市立緑ヶ丘小学校と2校のみという栄誉を受けた。
同部門の推薦対象は、交通安全教育活動を積極的に推進し、児童、生徒の交通安全教育と事故の防止に顕著な功績があった学校とされ、さらに過去に知事表彰、警察本部長表彰または県交通安全協会長表彰のいずれかを受けている学校という基準が定められている。初声小は、1977年に知事表彰を受けており、この基準をクリアしている。
同校を推薦した三浦市交通安全協会によると、今表彰においては、主に「校長以下教職員が児童の交通安全教育に積極的に取組み、PTAと連携して『こども見守り隊』を結成。児童の登下校時における交通事故防止活動を推進している。また、児童の自転車事故防止活動に力を入れ、毎年警察や交通関係機関・団体と連携して、『自転車の安全な乗り方教室』を開催しているほか、県警・交通安全協会が主催する『交通安全こども自転車神奈川県大会』に4年連続出場するなど、児童の交通安全意識の高揚と交通事故防止に貢献している」点が評価された結果という。
同校の松本校長は、「地域ぐるみで児童の見守り活動を行う中、自転車マナーアップ大会出場も、保護者のご理解のもと4年連続出場し、好成績を収めています。これからも温もりのある学校を目指していきたいと思います」と笑顔で話している。
同校は、1873年(明治6年)に「下宮田村実相寺」における下宮田学校の創立に始まり、1889年(同22年)の市町村制定により「初声校」として誕生。1955年(昭和30年)の市制施行に伴い、校名を「初声小学校」に改めた。昨年4月現在、児童数542人・職員数27人。
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