逗子市役所1階の市民ホールに15日、「エコ広場」がオープンした。ごみの排出や資源物の浪費を削減する活動の拠点にしようと同市と「逗子ゼロ・ウェイストの会」が協働で開設。会場にはごみの減量化やリサイクルを促すブースなどが設けられており、関係者らは「ゼロ・ウェイスト活動が広がるきっかけになれば」と期待を寄せている。
ゼロ・ウェイストは物の浪費や無駄遣いをせず、リユース(再利用)やリデュース(削減)などを進め、焼却ごみや埋立ごみを減らそうという取り組み。近隣の葉山町や鎌倉市などでも活動が広がっている。同市はゼロ・ウェイスト活動を重要課題として位置づけており、これまでもイベントや展示で普及を行ってきた。
会場には不要になった食器や雑貨を持ち込んだり、持ち帰ったりできる「もったいない市」のほか、ごみの分別方法や市の取り組み、協力団体の活動を紹介したパネル展示、生ごみ処理容器などを設置。今後定期的に展示やイベントを行い、来場者にごみの減量化を促すという。
13日には開設に先立ってプレオープンイベントを実施。市民や事業者が、生ごみや植木ごみの堆肥を使った野菜づくりを紹介したほか、野菜の試食も行われた。会場にはかながわ環境大使でシンガーソングライターの白井貴子さんも訪れ、自身も愛用しているという家庭用生ゴミ処理機「バクテリアdeキエーロ」をPR。平井竜一市長らとトークを交わしながら「ぜひ皆さんにも利用してほしい」と呼びかけていた。
エコ広場は開庁時オープン。もったいない市の利用や資源物を持ち込むとポイントが交付され、10ポイントたまると公共施設や市内商店で利用できる「ZEN」と交換できる。持ち込みなどの対応はスタッフがいる平日午前10時から午後1時まで。問合せは市資源循環課【電話】046・873・1111まで。
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