「東北物産展」が今月14日、鎌倉生涯学習センター(市内小町)で行われた。6月まで毎月第2、4土曜日の定期開催を予定している。午前10時から午後4時まで。市内などで東日本大震災の復興支援活動を行ってきた団体が参加する「東北ココロむすぶプロジェクトin鎌倉(梅津加代子代表)」が主催する。鎌倉から継続できる支援を目的に活動していく。
第1回目となる14日には、醤油や南部せんべい、マスカットサイダーなどの東北の物産品が同センター玄関前のスペースに並んだ。このような飲食物の他にも岩手県大槌町のがれきの木片を使用した携帯ストラップなど、震災由来の品も揃えられ、全部で約百品の多様な品物が会場をにぎわしていた。駅前という立地のためか、午前中から客が絶えず、昼を過ぎるころには4品が売り切れていた。同プロジェクトの代表、梅津さんは「想像以上に人が集まってくれて良かった。好調な出だしだった」と初日の感想を話す。
鎌倉から継続的な支援を
鎌倉NPOセンターによると市内で復興支援に携わる団体は少なくとも約40を数える。
その中でも東北の物産販売を行う団体からは、食品などの名産品を安定的に仕入れるためにも、定期的な物産展開催を望む声が上がっていたという。そこで、NPOセンターを仲介役に、市民団体がまとまって昨年10月に同プロジェクトが発足。現在は「Share Heart KAMAKURA」「朋ボランティアグループ」「ちきゅうの子22」「鎌倉とどけ隊」「かさぼネット」が加盟している。
市にも協力を要請、昨年末には生涯学習センターの使用許可が下りて今月から6月までの開催が決まった。梅津さんは「ただ物産展を行う場としてではなく、情報交換の場として活用して欲しい」と話し、市民の参加を呼びかけている。
次回は1月28日(土)を予定。カメラマンのかさこさんの作品展示や、有志による音楽演奏などが企画されている。今後は地域の防災を考えた企画なども取り入れていく方針だ。
梅津さんは「継続した支援が一番大事。『被災地を遠くから応援しましょう』という合言葉のもと、皆で頑張っていきたい」と抱負を語った。
問【携帯電話】090・5751・3185梅津さんまで。
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