新春恒例の「武道始式」が今月20日に大船、24日に鎌倉の両警察署でそれぞれ行われ、各署員が日ごろ鍛えた柔道・剣道の技を披露した。
大船署では、長谷川寛署長が「市民の皆様は強い警察を望んでいる。柔剣道は犯人を制圧し、市民と自分自身を守るもの。日ごろ鍛えた力と技を十分に発揮して欲しい」と訓示。試合が始まると、「声が小さい」「時間ないぞ、取り返せ」など周りから声援が飛び、会場内は熱気に包まれた。
また、シドニーオリンピック金メダルをはじめ、国内外の大会で活躍した井上康生さんが訪れ、柔道指導稽古を行った。有段者らを含む署員らが果敢に挑むものの、その頭抜けた実力に会場は沸き立った。井上さんが武道始式の特別指導を行うのは大船署が初めてだという。
鎌倉署では、森一署長の「武道は身を守るためだけではなく、精神鍛錬のために行う。相手を大切に思う心を持って、正々堂々と戦って欲しい」と激励。配属4年目を中心とした若手警察官たちが演武を行い、講堂に響き渡る気合の掛け声とともに、その勇姿を披露した。
また、同署では鎌倉女学院の剣道部5人による模範稽古も行われ、男性相手にも怯まずに挑む、勇ましい姿を見せた。
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