鎌倉 社会
公開日:2026.06.05
元気な暮らしは「お口の健康」から 鎌倉市歯科医師会・檀上修会長インタビュー
「歯と口の健康週間」(6月4日〜10日)に合わせ、鎌倉市歯科医師会の檀上修会長(だんじょう歯科医院院長)に話を聞いた。会長は、今年度から始まる新たな取り組みや、お口の些細な衰えを見逃さないためのポイントを紹介し、気軽に相談できる「かかりつけ歯科医」を持つことの大切さを呼びかける。
-今年度から始まる新たな取り組みとは。
「鎌倉市からの委託事業として鎌倉市口腔保健センターで行っている障害者歯科診療で、今年10月から新たに『静脈内鎮静法』を導入することになりました。点滴から鎮静薬を投与しリラックスした状態で治療を受けていただく麻酔方法になります」
-どのような方に使用できますか。
「知的障害、発達障害などの様々な障害をお持ちの方や、極度の歯科恐怖症や激しい嘔吐反射でお悩みの方など、一般歯科医院では十分な対応が困難な方が対象となります。かかりつけ医にご相談いただくか、口腔保健センターにお問い合わせください。当センターには日本障害者歯科学会の指導医が複数名在籍しており、万全の体制を整えています」
-最近注目されている「オーラルフレイル(口の機能の衰え)」とは。
「食べ物を噛む、食べ物を飲み込む、話すなど、これらお口の機能が衰えた状態をいいます。『むせる』『食べこぼす』といった些細な衰えを放置すると、食べる楽しみが減り、全身の筋力低下や引きこもりといった悪循環を招きやすくなります」
-チェック方法や予防のコツはありますか。
「お口の乾燥状態、噛む能力、発音などを専用の機械で数値化する検査システムが確立されており、50歳以上であれば保険診療で受けることができます。お口の筋肉は、適切なリハビリを行えばしっかりと回復します」
-最後にメッセージをお願いします。
「お口のトラブルが起きてから慌てて駆け込むのではなく、日頃から定期的なメインテナンスに通い、困ったときに何でも話せる『パートナー』のようなかかりつけ歯科医を見つけてください。いつまでもおいしく食べ、楽しくおしゃべりをして、鎌倉の街で健康に暮らし続けるための第一歩です」
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