笑顔でコミュニケーションを
「おしゃれやメイクの気持ち良い体験を利用者にも」と、重症心身障害児施設・小さき花の園（腰越）は今月14日、メイクなどの体験プログラム「ホワイトデー・五感で楽しむおしゃれ」を行った。資生堂販売（株）と鎌倉早見美容芸術専門学校の協力のもと毎年開催しており、今回で８回目。
今企画に参加した利用者は全部で50人。資生堂の社員５人と学生15人で、女性にはメイクを、男性にはハンドマッサージを行った。
開始直後は互いに緊張が見られたものの、ハンドクリームのバラの香りや、メイクを施された顔を鏡で見ることで、利用者の顔にも笑顔が。学生らも「ファンデーション塗りますね」など声をかけながらコミュニケーションをとっていた。
今回初参加した学生の小林奈月さん（19）は「初めは触れて良いか分からなくて戸惑ったけど、色を見せたりしたら笑ってくれた。感情が伝わってうれしかった」と感想を話した。
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