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公開日:2026.08.28

湘南鎌倉総合病院 「見逃されやすい難病・SLE」は診療科の連携で早期発見・治療へ

  • 「見逃されやすい難病・SLE」は診療科の連携で早期発見・治療へ (写真1)

  • 「見逃されやすい難病・SLE」は診療科の連携で早期発見・治療へ (写真2)

 原因のよく分からない全身の倦怠感や微熱、関節の痛み、顔のむくみや蛋白尿。こうした日常の不調の背景には、国の指定難病である「全身性エリテマトーデス(SLE)」が潜んでいることがある。多彩な症状が現れるため発見が難しい病気だが、湘南鎌倉総合病院では、リウマチ膠原病内科、腎臓内科、糖尿病内分泌内科の3診療科が連携し、SLEの診断から合併症予防、長期の全身管理までを包括的に支える医療体制を整えている。

 SLEは、免疫異常により自身の体を攻撃してしまう自己免疫疾患だ。リウマチ膠原病内科部長の角谷拓哉医師は「10〜30代の女性に多く、長引く微熱や湿疹、関節痛など多彩な症状が現れるため、皮膚科や整形外科などを受診しても原因が特定できず、原因不明のまま受診先が分からず困られている患者も少なくない」と話す。

重篤な合併症「ループス腎炎」

 SLEの経過で注意が必要なのが腎臓に炎症が及ぶ合併症「ループス腎炎」だ。腎臓病総合医療センター長の日高寿美医師(腎臓内科)は、「SLE患者の約半数に腎障害が伴うとされている。初期は自覚症状がないものの、進行すると足や顔のむくみ、急激な体重増加、尿の泡立ち(蛋白尿)などが現れる」と語る。同院では初期の段階で積極的に腎生検を行い、精密に評価。病型にあわせた適切な治療法を選択することで、腎臓を長く守れる可能性が高まる。

3科の専門性を集結

 SLEの治療ではステロイド薬が使用されることが多いが、副作用として血糖値の上昇や内分泌機能の低下を引き起こすリスクがある。そこで重要な役割を果たすのが、糖尿病内分泌内科部長の若杉理美医師をはじめとする専門チームだ。

 3科がそれぞれの専門分野を担い、薬剤師や管理栄養士らとも連携し、患者の全身の健康を多角的にサポートしている。

 体調不良は放置せず、かかりつけ医、そして専門的な精密検査・治療に対応できる病院へ相談することが推奨される。

湘南鎌倉総合病院

鎌倉市岡本1370-1

TEL:0467-46-1717

https://www.skgh.jp/

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