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公開日:2012.05.17

いよいよ金環日食
市内小中学校でさまざまな試み

  • 日食グラスを作る金目中の生徒

 首都圏では実に173年ぶりとなる金環日食が、21日に迫った。市内の小中学校では登校時間を変更する措置を取る動きもあり、世紀の天体ショーに向けて子どもの関心を促す様々な取り組みが行われている。



 金目中科学部では、金環日食を多くの生徒に楽しんでもらおうと、今月11日、全校生徒分の日食グラスを作製した。



 顧問の関谷育雄教諭の指導のもと、生徒たちは一つひとつ手作業で、フレームとなる厚紙の中央に直径1センチの穴を空け、その中に太陽光の強度を10万分の1以下にするフィルターを挟み、手作りのグラスを完成させた。関谷教諭は「自分たちで作ることによって日食の仕組みが理解できる。何より手作りのグラスで観察したという貴重な経験を味わってほしい」と話していた。



 金環日食を”味わう”試みとして、給食メニューを工夫する小学校も。港小では18日に「ゴールドリングパン(リング状揚げパン)」や「みなとまんまる汁(白玉雑煮風汁)」、「スペースポンチ(星型のナタデココ入りフルーツポンチ)」など、すべて日食にちなんだ献立を提供する。



 創立140周年を迎える岡崎小では、記念事業の一環として「金環日食ふれあい観察会」を行う。登校時間を1時間早め、全校生徒、保護者、地域住民らとともに、7時20分から観察する。14日には、児童に日食の知識を身につけてもらおうと、金目中の関谷教諭を講師に招き、学習会も行われた。



 関谷教諭は、地球と月・太陽との距離やそれぞれの大きさ、日食が起こる仕組みを解説。児童らはビーズと楊枝で作られた地球と月の模型を紙で模した太陽に向けて重ね、見え方を確認した。



 また、小さな鏡に太陽を反射させ、壁などに映し出す観察方法も紹介。絶対にやってはいけないこととして、直視や望遠鏡、黒い下敷き、サングラスでの観察を挙げ注意を喚起する指導も行った。当日天候が良ければ、各学級で作製する日食グラスをかざして、同校創立年よりも前に観測されて以来の天体ショーを楽しむ。



 市内では、午前6時18分頃から日食の始まりを確認でき、日食が最大となる午前7時33分頃、ほぼ真円で観測できる。

 

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