身の回りの放射線量を把握 23日から測定器の貸し出し予約を開始
小田原市では2月1日(水)から、簡易放射能測定器の貸し出しを開始する。局所的に放射線量率が高いホットスポットの不安から、「生活環境周辺の放射線量率を把握したい」という市民の声に応えるもので、12月議会でも要望が上がっていた。
貸し出しをするのは堀場製作所製のシンチレーション式で、定価125,000円(税別)の測定器3台。小田原市が所有する日立アロカメディカルと同時に測定したところ、誤差はほとんど生じていない。空気中のセシウム134とセシウム137の測定が可能だ。
特別措置法では、園児・児童が長時間滞在する可能性のある場所の地表50cm〜1mで毎時0・23マイクロシーベルトを超える際、除染の実施が定められている。小田原市では国の基準を下回る地表5cm(雨どい、側溝などは地表50cm)で毎時0・19マイクロシーベルトを超えた際、除染を行う。市の調査によると、市内では現在毎時0・03〜0・09マイクロシーベルト、事故前は毎時0・03〜0・06マイクロシーベルトだったという。
なお、貸し出しの予約は1月23日(月)から開始。1回につき1台で、1日単位。問い合わせ、予約は市環境保護課【電話】0465・33・1482まで。