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公開日:2026.06.06
真鶴町 公共空間に「人だまり」創出 「美の基準」で生む人の輪
真鶴町は、町有施設の空き空間などを活用し、町民らが気軽に集えるスペースとして開放する「小さな人だまり事業」に取り組んでいる。このほど町民センターの旧喫茶コーナーを畳敷きの小上がり仕様に改修し、「たまり間」としてオープンした。
同町には、まちづくりや町のあるべき姿を示した条例「美の基準」(1994年施行)がある。条例が示している、街中でふとした日常会話が始まるような場所「小さな人だまり」を、公共施設のスペース活用で創出しようと行ってきたのが同事業だ。
町は昨年、都市計画課や教育課など、課を横断した職員によるプロジェクトチームを発足。町有施設の空き空間などを活用した改装・改修計画を進めてきた。
今回は町民センターに設置されていたカウンターと脚の長い椅子があった旧喫茶コーナーを、テーブルを囲んで団らんができる畳の小上がり空間にリニューアル。ほかに同センターの中庭と真鶴地域センターにもテーブルを設置し、人が自然と集まることができる空間に整えた。
思い思いに活用
これまでのシニアや子どもが使いにくい仕様から一変し、「たまり間」として供用され始めた町民センターの新たな人だまり空間。現在はルールなどを設けておらず、同スペースを使った囲碁愛好者が誰でも使えるよう碁盤と碁石を、子どもたちが漫画雑誌を持ち寄るなど、思い思いの活用が始まっている。
同事業を担当した都市計画課の職員は「多世代が集い、自然と日常会話が生まれる空間を目指した。課をまたぐ事業として楽しみながら取り組めた」と話す。当面の運用は、利用者のモラルに委ねる方針で「今後はそれぞれの世代が交流するような場所になればうれしい。利用実態を見極めながら、これからの展開を検討していきたい」と話している。
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