日本一のフローリストを決めるジャパンカップの神奈川ブロック代表選考会で、ハナマサの河野精一朗さん(44)が初優勝を果たした。来年4月に開催される本大会に出場する。
ジャパンカップはフラワーアレンジの技術を競う国内最高峰の大会。河野さんは「満足のいく出来」という”嬉し涙”をテーマにした持込作品で、一次審査を1位で通過。上位6人によるステージ審査に進んだ。
制限時間内に花束とアレンジの2作品を即興で制作するステージ審査。花束には球状のガラス器、アレンジには木のボックスと金の皿がモチーフとして与えられ、これらを活用して作品を構成する。例年、メインの素材にはバラやガーベラなど数種類の花が用意されるが、今年はカーネーションとアジサイのみ。「花が少なく、どう使うか迷った」という河野さんは、まず丸い器に映える花束を制作。折れやすいカーネーションを中心に配置し、葉で守るように束ね、細部までこだわった作品に仕上げた。
アレンジ作品は「納得のいく出来ではなかった」だけに、優勝という結果に「信じられなかった」と驚きを口にする河野さん。「花屋としてお客様の思いに応えられるよう勉強している。大それたことではなく、普段大切にしている自分のスタイルで勝負でき、自信になった」と喜びを語った。
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