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公開日:2026.10.29
竹山団地プロジェクト グッドデザイン賞受賞 持続可能な連携を評価
神奈川県住宅供給公社、神奈川大学、NPO法人KUSC、竹山連合自治会が協働で展開する地域活性化の取り組み「竹山団地プロジェクト」がこのほど、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2026年度グッドデザイン賞を受賞した。大学サッカー部員が団地に居住し、住民と「共助」の関係を築く持続可能な仕組みが高く評価された。
竹山団地は1960年代に同公社が開発した郊外型大規模団地。近年は住民の高齢化や空き住戸の増加、地域活動の担い手不足などが課題となっていた。そこで同公社と大学は2020年に連携協定を締結し、連合自治会の協力のもと、空き住戸を活用して同大サッカー部員約60人が団地内に点在して暮らす仕組みを構築。地域の一員として、日常的な見守りや、防災訓練、地域行事にも積極的に参加してきた。地元消防団に入団し、区内初となる充足率100%達成に貢献した学生もいるという。常時学生が生活し、卒業などで入れ替わりがあっても途絶えることなく持続する交流の基盤を作り上げた。
さらに24年には、団地内商店街の空き店舗を多世代交流と健康増進の新たな拠点として整備。学生の知識を生かし、高齢者向けのスマホ教室や新施設での運動指導などを実施している。活動の一部を有償化し、特定の関係者に負担が偏らない持続可能なモデルへと昇華させているのも特徴だ。審査委員からは、大学の部活動が核となることで「一過性のイベントで終わる心配」が解決されている点が、「団地の課題を突破するアプローチとして大変ユニークで秀逸」と称賛された。同公社は「地域の未来を共に創っていく役割を実践してきた結果の一つ。今後も持続可能な地域づくりにつなげてまいります」、同大も「地域の皆さまとの信頼があってこそ」とし、NPO法人KUSCは「さらに協働・発展できるよう支援していく」とコメントした。
今回の受賞を記念し、現場を巡り学生や住民の声を聞ける「団地ツアー」が企画されている。日時は11月18日(水)と20日(金)、12月2日(水)と18日(金)。各回最大10人で、参加費2000円(昼食等付)。申込は10月30日(金)午後5時までに同公社のサイトから。
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