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公開日:2026.10.29

県政報告 175 災害時は治安悪化対策も 神奈川県議会議員 北井宏昭

  • 災害時は治安悪化対策も (写真1)

 その昔から火事場泥棒は存在しますが、現代でも大規模災害の被災地は治安が悪化します。それは公助である警察力の低下も要因の一つ。

 東日本大震災・発災後1ヶ月間の宮城県内の全刑法犯認知件数と総検挙件数および総検挙人員は、すべて減少。しかし被害総額は、認知されているだけで約16倍も増加しました。この数的矛盾は、混乱する状況下において、被疑者等の勾留が困難で不拘束措置を取らざるを得なかったと察しますが、明らかに治安は悪くなるのです。

 併せて、女性が被害者となる犯罪が発生していたであろうことも、憂慮しなければなりません。

 その当時、全国各地から東北に警察力が結集したものの、人命救助や検死、そして交通誘導整理の活動に多くの人手を要したとのこと。多くの警察力が結集しても、治安維持のための活動そのものに、十分な人手を割けなかったのです。

 県の地域防災計画によると県警察は、被災地における治安の万全を期す旨を、また被災地のパトロール強化、避難所等の定期的な巡回等を行う旨を示しています。

 しかし、これは警察行政の責任感からのもので、平時からけっして余裕のある人員配置とは言えない警察行政に、大規模災害時でも平時同様の機能を果たせるのかは、言わずもがなです。東日本大震災よりもさらに大きな被害が想定される本県の最悪の状況を鑑みれば、公助である警察力が低下する可能性は憂慮すべき懸念事項です。

 知事には、被災地の治安悪化から、県民の財産と安全を確保するため、自助・共助の充実を促すべきと提言しました。

北井宏昭

戸塚区戸塚町3870‐1

TEL:045-871-5454

http://www.kitai-hiroaki.jp

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