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公開日:2026.08.20

港北消防署 梅雨明け熱中症続出 早めの対策で予防を

  • 今夏も熱中症続出 (写真1)

 7月の横浜市内の熱中症による救急搬送件数が744件に上り(昨年比140件増)、梅雨明け後の猛暑で急増している。港北区内でも昨年から5件減ったものの47件発生しており、港北消防署はエアコンの活用やこまめな水分補給などの防止策を呼び掛けている。

 港北消防署によると、7月1日から7月31日の1カ月間に横浜市内で熱中症による救急搬送件数は744件に上った。年齢層別で最も多かったのは高齢者の405人。発生時の状況は「歩行中」が178件と最多で、次いで「エアコンなしの居室」が152件、「屋外作業中」が138件、「スポーツ中」が82件だった。

 港北区内における熱中症の救急搬送件数は47件で、年齢層別では成人が24人と最も多い。次いで高齢者が17人。原因別では「エアコンなしの居室」が14件で最も多く、以下「歩行中」が9件、「スポーツ中」が8件、「屋外作業中」が7件と続いた。同署の救急担当は「6月から7月上旬までは涼しかったため前年より救急出動は少なかったが、梅雨が明けとともに気温が上昇し、出動件数が急増した。熱中症は年齢に関わらず誰にでも起こり得るので十分な注意が必要」と呼び掛ける。

 今年関東は7月20日頃に梅雨明けし、35度を超える猛暑日が続いている。消防署では朝から出動が相次ぎ、署に戻ってもわずか5分から10分ほどで再び次の出動に向かう状況が続いているという。熱中症は「高気温・高湿度」などの環境要因や、「寝不足・脱水症状」などの身体的要因に加え、長時間の屋外作業や激しい運動、水分補給ができない状況などが重なることで発生リスクが高まる。重症化すると命に関わることもあるため、早期の対策と適切な水分・塩分補給が不可欠だ。

 同署が奨励する基本的な予防方法は、体温管理とこまめな水分補給だ。例えば室内ではエアコンを使用するほか、日陰で休む、区内62カ所に設置されているクールシェアスポットを活用して涼を確保するなど。

 水分補給の際は一度に大量に飲むと体内に吸収されにくいため、少しずつ飲むことを勧めている。加えて、お茶やコーヒーは利尿作用があり体外に水分を排出してしまうため、なるべく麦茶や水などを選ぶことを推奨している。

 また、救急車を呼ぶべきか判断に迷った場合は、救急相談センター「♯7119」を利用し判断を仰ぐこと。意識がない、体温が高い、反応がおかしい、けいれんしている、普段と様子が違うなどといった症状がある際には迷わず119番に通報することが求められる。同署では「とにかく体温を上げないことが大切。熱中症に注意して過ごして欲しい」と注意を促している。

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