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公開日:2026.08.13
女子ハンドボールチーム リーグH参入へ挑戦 港北区の運営会社が会見
大豆戸町の(株)はやぶさパートナーズは8月3日、新横浜グレイスホテルで会見を開き、運営する女子ハンドボールチーム「横浜メルズ」の国内最高峰「リーグH」への参入計画を発表した。会見には神奈川出身の元日本リーグ選手、行本朱里選手も登壇した。
女子ハンドボールの競技人口は関東が全国最多だが、2004年を最後に関東から女子のトップリーグチームが消滅し、高校卒業後に競技を続けたくても続けられない状況が続いていた。この課題に一石を投じるため、大豆戸町に拠点を置く「はやぶさパートナーズ」が立ち上がった。会見で惠比須潤代表は「勝利を追求するだけでなく、スポーツを通じて地域の様々な課題解決に取り組む新しい形のチームを目指す」と、その強い決意を述べた。
今年3月に始動した横浜メルズには、現在最年長の28歳から大卒一年目の22歳まで神奈川県内外から集まった9人の選手が所属している。選手全員が、母体である「医療法人社団やまびこ」の社員として働きながら競技に打ち込む「デュアルキャリア」を実践しているのが特徴だ。チームの精神的支柱となるのが、元日本リーグ選手の行本朱里選手(28)だ。川崎市の西中原中学校、高津高校、日本体育大学を経てアランマーレ富山で活躍し一度引退したものの、地元チーム創設の熱意に共感し現役復帰を決意した。「地元にチームができることは神奈川の選手にとって大きな喜び。力になりたい」と語り、チームを牽引する。
指導体制には、女子の強豪オムロンなどの監督を歴任した水野裕紀氏を招聘。小柄な選手が多いメルズの強みを活かしスピードと走力を武器とする走るチーム作りを掲げる。徹底した守備練習の成果は早くも現れ、6月の関東社会人選手権では強豪を速攻で破り初優勝を飾った。8月8日からはジャパンオープン・トーナメントにも出場した。26年のリーグHへの参入に向け、行政支援書取得や1000人以上収容のアリーナ確保、選手拡充といった高いハードルに挑んでいく。特にアリーナ確保は容易ではないが、運営側は地元横浜市内や川崎市などの施設を候補として現在も自治体と熱意ある調整を重ねている。
チーム名の「メルズ(MERS)」は、フランス語で海を意味する言葉のほか、地域、笑顔、共に歩むといった単語の頭文字を組み合わせた。神奈川から世界へ新しい波を届け、スポーツを通じて地域に笑顔をもたらしたいという願いが込められている。今後はシニア向けの健康体操教室や子ども向けのスポーツ教育、障害者の運動支援など、医療法人の知見も活かした広域的な地域共創活動を段階的に展開していく方針だ。
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